【新唐人2015年02月21日】旧正月になると、世界中の華人が新年を祝う喜びに包まれます。旧正月はもともと中国人の祝日ですが、世界に大きな影響を与えるようになりました。
中国人にとって、旧正月でまず頭に浮かぶのは帰省のことでしょう。新年の2週間前から、数億人の出稼ぎ労働者が次々と正月帰省の途につきました。「世界の工場」と呼ばれる中国も、旧正月になるとどこも操業が止まります。
多くの中国人は正月の長期休暇を利用して海外旅行に出かけ、ショッピングを楽しみます。多くの企業が中国からの買い物客を引き寄せる為、力を振り絞ります。例えば、イギリスのファッションブランド「ヴィヴィアンウエストウッド(Vivienne Westwood)」は羊のペンダントトップが特徴的な、レア物ネックレスを発表しています。
また、ラグジュアリーブランドのバーバリー(Burberry)は、中国書道が特徴のカードと封筒を発表し、ロンドンの老舗百貨店フォートナム&メイソン(Fortnum and Mason )は、中国銀聯のクレジットカードで支払う顧客にプレゼントを用意しています。
海外に移住する中国人が増えるにつれ、旧正月の祝賀イベントも地元のコミュニティにますます大きな影響を与えています。
例えば、華僑が人口の5分の1を占めるアメリカ・サンフランシスコでは新年イベントが数週間続きますが、この間学校はみな休みになります。
旧正月は毎年日付が異なるため、エコノミストたちは中国の年初経済データの解読に苦労しています。
やって来たばかりの未年について、チャールズ・スタンレーのチーフエコノミストによる中国経済の見通しは良くないようです。
チャールズ・スタンレーのチーフエコノミスト ジェレミー・バストンカー氏
「中国経済には重大なリスクが潜んでいます。最も顕著なのが巨額の債務と信用危機です。(中国は)安全な投資先ではありません」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/20/a1178757.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)